15.Ⅴにおける分散和音アプローチ2
さて、前回はⅤの部分でディミニッシュの分散和音を使うというものでした。
もうひとつビーバップでよく使われるのが、オーギュメントのトライアドです。
ディミニッシュよりもさらに”アクがつよい”オーギュメントは、分散和音としてラインに組み込むだけで
かなり特徴的なサウンドを作り出します。
では、まずオーギュメントのおさらいから、、。
オーギュメントのトライアドもディミニッシュ同様、展開するとほかの3つと同じ形になります。
各三種類のオーギュメントは対称的な形をしているので、ひとつ練習すれば三つ練習したことになります。
仮にCメジャーのキーでⅤ、つまりG7のところで使うとするならGaugあるいはBaug,D#augを使うことになります。
以下、簡単な例です。
二つの例ともⅡm7ではビーバップスケールを使用しています。 G7にたどり着いたときにはG7の分散和音を丸出して使用しています。
以下の例はコルトレーンがマイルスと某アルバムのブルースで実際にえんそうした例でず。
三曲目のDbブルースで、Ⅵ7で使っています。
1分13秒くらいのところで、ブルースの二段目の後の二小節ですね。
非常にシンプルでいい使い方です。 その前のDb7の代わりにF7をつけて3度からの下りるビーバップスケールを使用しています。
では皆様練習してみてください。
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- 15.Ⅴにおける分散和音アプローチ2(2008.06.18)
初めまして、某私大JAZZ研でTP吹いている者です。RECORDA MEで検索していたらたまたま
辿り着きました。ちょうど今度やる曲だったので、アドリブどうしようかなぁと悩んでいたところでこのブログに出会いました。
他の記事もすごく参考になります。
というか印刷して練習してもいいですか?
投稿: loveone | 2008年7月 5日 (土) 03時58分
コメントありがとうございます。
印刷して練習していただいても結構ですが転載はご容赦願います、、、。
楽しんでいただければ幸いです、、。
Tomo
投稿: Tomo | 2008年7月12日 (土) 04時29分